仮差押手続きについて

<仮差押手続きとは>

債権者が債務者を相手に裁判を起こした場合、訴を提起してから判決が出るまでにどんなに早くても二ヶ月以上はかかります。そこから更に強制執行の申し立てをするようになります。しかし、こうした手続きをとっているうちに、債務者が自分の財産を処分したり名義変更をしたりされてしまうと、せっかくとった判決も絵に描いた餅に帰してしまいます。仮差押手続きとは、このような事態を防ぐため、緊急に債務者の財産を保全して、後の強制執行を実のあるものにするための制度です。要するに、債務者に秘密で手続きをとることが出来るので、悪質な債務者の「財産隠し」を未然に防ぐことが出来ます。

<保証金について>

仮差押手続きとは、債権者だけの言い分とその言い分を裏付ける疎明資料の提出により裁判所が決定する処分なので、債権者の言い分が確実ではない場合もあり、債務者に損失を与える場合もあります。
そのため裁判所は、債務者に与える損失の担保として、債権者に保証金を立たせます。保証金は保全債権の金額や差押物件の価額などを参考に、2割〜3割を積ませるのが通常です。保証金は、債権者の主張が認められた場合は、裁判終了後、還付されます。

<執行管とは>

執行官は各地方裁判所に配属され、単独で執行事務を行う公務員である。その執行に関しては、執行裁判所の監督下にある。債権者から執行を委任されて行う執行が不当であっても、普通は執行官に不法行為による損害賠償の請求は出来ない。

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